スタッフブログBlog

地鎮祭とは…。

ブログ営業企画室

地鎮祭とは…。

地鎮祭には二つの意味合いがあります。

一つ目は、
家を建てるための土地を購入したとき、その土地に住む神様を祝い鎮め、
土地を利用させてもらう許可を得ること。

そして二つ目は、
これからの工事の安全と家の繁栄を祈願すること。
よって地鎮祭は、土地を購入して、着工する前に行う儀式となります。

そもそも地鎮祭とは、必ず行わなければいけないものなのか。
行わなければ神様に祟られ、事故が発生するのか。
そんなことはありません。
地域の風習や時代と共に、特に都心部では地鎮祭を行わない傾向になりつつあります。
費用面の事を考えて地鎮祭を簡略的に済ませる人もいます。
ちなみに弊社のお客様は地鎮祭を行っています。

地鎮祭についてどういうことをすればいいのか…。
また、地鎮祭は地域や人、場合によって行い方は様々です。

祭壇の飾り方には決まりがあります。

施主様には:お酒(一升)・お魚(尾頭付き)・大根・季節の果物を
      準備していただきます。
      *神様により、準備物が異なる場合があります。
       その都度、神様に相談し教えてもらっています。

上記以外は高橋住研が準備させていただいています。

・竹を4本用意します。これは、注連縄(しめなわ)を張り巡らす時に
 四方の支柱として用います。
 工事、施工をする土地の中央に約180cm〜270cm(一間=いっけん〜1間半くらい)
 四方に支柱をたてます。
・祭壇は、南向きまたは東向きにしつらえます。そして、注連縄は四方に張り巡らし
 ます。縄の高さは背丈ぐらい。
 注連縄を張ることで、周囲と区切り、神聖な場所(聖域)となります。

盛り砂は、齋砂とも言います。
バケツ3杯〜適宜を、祭壇の右手前に円錐形に山盛りにします。

初めて鋤(すき)や鍬(くわ)を入れる穿初(うがちぞめ)、刈初(かりぞめ)
という儀式に使います。もともとは、白木で作ったものを使用していましたが、
現在は新しいもの(新品)を用いることが多いようです。

地鎮祭の流れは

・神様に捧げものをし、お祓いや祝詞をあげたあと、施主、施工業者が
 初めて鍬や鋤を入れ、工事の無事を祈ります。

 1.修祓(しゅうばつ)の儀  
  まずは祭壇、土地、参列者をお清めします。神職が御祓詞(はらえことば)を
  唱えながら、ご神前、工事をする土地および参列者の身を浄めるためのお祓いを
  します。
 2.降神の儀  
  神職(斎主)が神様を祭壇にお迎えします。
 3.献饌(けんせん)    
  神職(斎主)が神様にお供え物を差し上げます。
 4.祝詞(のりと)奏上(そうじょう)  
  神職(斎主)が神様に工事の安全を祈る祝詞を奏上します。

 5.切(きり)麻散(ぬささん)米(まい)  
  神職(斎主)が土地を清めます。

 6.地鎮の儀  
  施主が鋤(すき)、施工会社が鎌(かま)、鍬を持ちます。
  三者全員がスコップを持つなど、やり方はアレンジが可能です。
  工事の規模や神社によってやり方が多少異なる場合があります。
 7.玉串(たまぐし)奉奠(ほうてん)  
  *玉串とは榊などの常緑樹の小枝に、紙のヌサ(幣)といわれるもの、
  または木綿(ユウといわれるもの)をつけ、神前に供えるものです。
 8.撤饌(てっせん)    
  神職がお供え物をおさげします。
 9.昇神の儀  
  神職が神様に帰っていただくための儀式を行います。
 10.閉式の辞  
  地鎮祭の終了を告げます。
 11.神酒拝戴  
  供え物のお神酒や神饌をいただくという意味で「直会(なおらい)の儀」とも
  言います。

地鎮祭が終了したら、お供えした塩・酒・米・お神酒を土地の四方の方角の
土の上に撤きます。お供え物は神職(斎主)へお渡しし、神様へ奉納いたします。
地鎮祭の儀式自体は20~30分程度。

地鎮祭の儀式は親御さんの自宅建築経験があって2度目という方もいらっしゃるかと
思いますが、一般的には人生はじめてという方が多いのではないでしょうか。
はじめてということに対して「不安」はつきものですが安心してお任せください。
高橋住研では、丁寧な説明、準備と取り仕切りをさせていただきます。